七律·长征

作詞 毛泽东、作曲 彦克、吕远

红军不怕远征难,万水千山只等闲。
五岭逶迤腾细浪,乌蒙磅礴走泥丸。
金沙水拍云崖暖,大渡桥横铁索寒。
更喜岷山千里雪,三军过后尽开颜。

七言律詩、長征

作詞 毛沢東、作曲 彦克、呂遠

紅軍は長い行軍での困難を怖れず、万水千山は普段通り。
南嶺山脈は入り組んで小さな波を起こし、烏蒙山の勢いは泥塊のごとく。
金沙江の水は雲を叩いて崖を暖め、大河を渡る橋の鉄索は寒く。
岷山の千里の雪に更に喜び、三軍は皆顔がほころぶ。

概要

歌詞にピッタリの雄大な曲、心にも体にも響く合唱。豪華な革命歌である。
それもそのはず、この作詞は毛沢東なのだ。漢文の素養がある毛沢東の
知性が光る、難しい歌詞である。

中国共産党軍が革命の根拠地を移す際、福建、江西、広東、湖南、広西、貴州、
四川、雲南、西蔵、甘肅、陜西の十一省にわたって敵軍を撃破しながら移動した
長征を表した七言律詩である。七律と書いてあるとおり、七言律詩の平仄を踏んでいる。

動画は誰かが作成した映像から。革命絵画のスライドショーのBGMとして本歌が
歌われている。山の上の様子が多い絵、若い毛沢東や周恩来などが独特のタッチで
描かれていて感慨深く見つめてしまう。動画製作者の作戦にまんまと引っかかっている。