新製品レビュー

パナソニック LUMIX G100D

ファインダーが進化した小型ミラーレス機…新世代の“旅カメラ”に

キットレンズで300mm相当の望遠撮影

レンズキット(Kキット)のレンズは標準ズームの「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」(24-64mm相当)で、新しいダブルズームキット(Wキット)にはこれに加えて「LUMIX G VARIO 45-150mm / F4.0-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」が付属している。

望遠ズームレンズは35mm判換算90-300mm相当ということで、本格的な望遠撮影ができる。標準ズームだけだとスマートフォンに近い画角になってしまうが、この望遠ズームレンズがあるとスマートフォンでは難しいアップでの撮影ができる。

両レンズともレンズ内手ブレ補正機構を搭載しており、300mm相当時でも安定してフレーミングできる。AFは空間認識技術(DFDテクノロジー)で、望遠レンズでもストレスのない合焦が確認できた。

このように望遠ズームレンズを使えば、近づけない野鳥などもそれなりに大きく写せる。また、スナップ撮影でも適度に画面を切り取れるので、フレーム内の整理もしやすい。

G100Dはバッテリーとメモリーカードを含んで約346gとかなり軽量。45-150mmのレンズも約200gと軽い。マイクロフォーサーズならではの「小さい・軽い」というメリットが生かされたパッケージになっており、レンズ交換式カメラながら手のひらに収まるほどのサイズ感がうれしい。